住宅街の中で家を建てる際に配慮しなければならないのが、通行人や周囲の家からの視線。この家では、格子の裏に玄関を設ける事、窓の配置の工夫、バルコニーの壁の立ち上がりの高さによってその問題を解決するよう試みました。格子で隠された玄関までのアプローチは、さながら京都の街並みを思い起こさせる設え。敢えて光量を絞り、しっとりとした雰囲気の玄関周りと、吹抜から降り注ぐ光をふんだんに採り入れた爽やかなLDKとのギャップを演出しました。
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